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建築家目線

海の森公園

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 世界的な建築家である安藤忠雄先生が東京湾の真ん中に森を造るプロジェクトを牽引しています。東京湾中央防波堤の内側埋立地に造る「海の森公園」です。
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 東京湾臨海大橋(仮称)が、この中央防波堤の外側埋立地と若洲を結びます。
まず、この橋は、現在の臨海地域の道路の混雑を緩和する為に大田区の城南島と若洲を結ぶ道路で、2011年の夏の開通を目指しているようです。

 この内側に「海の森公園」が有ります。お台場なんかより沖合になり、東京湾の真ん中ってイメージです。
 今はまだまだですが、概ね30年先には85ha程の森ができる予定です。海に浮かぶ東京の森です。少しずつ植樹が始まっていて、様々なボランティア活動の一環として、植樹に参加する事も出来るようです。
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 この壮大な話は、海に浮かぶ森って事に終わる話しではなく、大都市のヒートアイランド現象を防止する『東京の風の道』に繋がるのです。その『風の道』の海辺の一つ目の緑地が「海の森公園」なのです。
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 あまりに壮大な話しのようですが、現実的にJR東京駅の駅ビルの大丸が建替えを始め、両脇に高層化して、大手町側に風が抜ける様に なりつつ有ります。
<写真・画像はいずれも東京都港湾局 臨海開発部 海上公園課のサイトから使わせて戴きました。>

 私は、深川は風を感じる街で、云々と以前書いたのですが、東京全体を風の都市にするって凄いですよね。
 この「海の森公園」が出来る頃は私は70を過ぎ、安藤忠雄先生は100歳近くでしょうか。子供が小学生の間に、ドングリを埋めに行きたいと思っています。

by sico-at | 2010-07-15 17:26 | 都市
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