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建築家目線

万国博覧会

上海万博が始まり、マスコミでも様々な最新情報と同時に1970年の大阪万博との比較がされています。1970年は私は小学校3年生。大阪に暮らしていた事もあって、期間中に20回程通った事を思い出しました。会場に向かうには千里ニュータウンという都市計画されたいわゆる団地群を通っていくのですが、幼い私にとってもこの団地とは異なる万博会場の建物群は更なる未来感を感じるたものでした。ソ連館の迫力、オーストラリア館の屋根を吊上げた不思議な形状、夜のスイス館の輝きに心ときめかせた経験が今の仕事に繋がったのかも知れません。
万国博覧会_d0156969_2354982.jpg

           EXPO70-スイス館の夜景

上海に行った訳ではないので、本当のところは解りませんが、大阪万博の行き帰りに見た千里ニュータウンと上海のカモフラージュ用の壁の裏にある貧困層の居住区の風景は心苦しい違いを感じ、上海万博に入れる裕福な中国の子供達に未来の行き先をきちんと見いだしたくれる事を期待したいと思います。
同時に、改めて自分にも問いたい課題である事に気づきました。

by sico-at | 2010-05-02 23:16 | 都市
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